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不同意堕胎容疑 36歳医師を逮捕 交際女性、点滴で流産(毎日新聞)

 交際していた妊娠中の女性に子宮収縮剤を点滴し流産させたとして、警視庁捜査1課と本所署は18日、東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)血液内科医師で金沢大学付属病院に出向している小林達之助容疑者(36)=金沢市もりの里=を不同意堕胎容疑で逮捕した。同課は小林容疑者が医師の立場を利用して子宮収縮剤を入手したとみて追及する。

 逮捕容疑は09年初めごろ、当時交際していた妊娠2カ月の女性看護師の自宅マンションで、体調不良を訴える女性に対し「良い栄養剤がある」などとだまし、子宮収縮剤を点滴して流産させたとしている。女性が今年に入り本所署に被害を相談し、捜査1課が内偵捜査を進めていた。

 捜査1課は18日、金沢大付属病院や小林容疑者の自宅マンションなどを捜索し、事件の全容解明を進める。

 捜査関係者などによると、小林容疑者は09年9月から金沢大付属病院に出向している。小林容疑者の自宅には18日早朝から数十人の報道陣が詰めかけた。小林容疑者は午前8時40分ごろ、乗用車で自宅を出たが、捜査員が同9時過ぎに停止させて任意同行を求め、石川県警金沢中署で取り調べをしていた。【神澤龍二、山本太一、内橋寿明】

 【ことば】不同意堕胎罪

 刑法215条で定められた女性本人の依頼や承諾を得ずに堕胎させる罪で、懲役6月以上7年以下の法定刑が科される。堕胎罪には他に▽女性が自ら薬を飲むなどして堕胎する「自己堕胎罪」▽女性から依頼を受けた「同意堕胎罪」--などがある。一方、母体保護法は身体や経済的理由など一定の条件を満たした場合、医師による人工中絶を認めており、不同意以外の堕胎罪は空文化しているとの指摘もある。

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